今までにお金持ちの人達を見て、どうやってそこまでお金があるのだろうか、と考えた事はありませんか?

今回は、富裕層の研究を何十年もし、現在は能力開発の第一人者として活躍する、スティーブ･シーボルトさんによる調査結果についてのお話です。

この調査結果では、お金持ちと一般庶民とでは、お金に関して全く異なった考え方を持っている、という結論が出ています。では、何処がどのように違うのでしょうか?　違いを順番に見ていくことにしましょう。

お金持ちの考え方

一般庶民：お金は諸悪の根源である／お金持ち：貧困は諸悪の根源である

一般庶民は、お金持ちはラッキーか悪徳なやつと思うように洗脳されている、と言うスティーブさん。そのために、低所得者層の間では、お金持ちになる事にある種の恥じらいがあるらしいです。

お金持ちは、お金で幸せは買えないけれども、お金は人生を楽に、そして楽しい物にしてくれる素晴らしい道具だと思っているのだとか。

一般庶民：身勝手さは悪徳である／お金持ち：身勝手さは美徳である

お金持ちは自分自身を幸せにしようとする事が第一で、決して世界を救おう、というような事はしないのだそうです。しかし、一般庶民はこの考え方に批判的であり、この批判的な態度が彼らを貧しいままにしているのだとか。

スティーブさん曰く、自分の世話が出来ない人は、人を助ける立場ではない。また、自分が持ってないものを、人に与える事はできない、と主張しています。

一般庶民：受け身な態度／お金持ち：積極的な態度

一般庶民は、宝くじが当選するのを待ち続けるのと同じように、ただ神様、政府、上司、そして配偶者が何かをしてくれる事を待っているのだとか。

逆にお金持ちは、どうやったら宝くじが当たるのか、つまりどうやったらお金持ちになれるのかを、誰かに頼るのではなく自分で解決するそうです。

一般庶民：正式な教育が必要と考える／お金持ち：正式な教育が必要と考えない

多くのお金持ちの間では、正式な教育を受けた人がほとんどおらず、特別な知識の習得と、この知識の売込みで富を獲ているとのこと。

しかし、一般庶民は、修士課程や博士課程が富みへの近道であると考えているそうです。金持ちにとって手段はどうでもよいことで、最終結果が一番大事なのだとか。

一般庶民：昔を懐かしむ／お金持ち：将来を夢見る

自力で大成功した大金持ちは、人生を賭け、夢や目標、そしてゴールと未知の世界に自ら投資をします。

昔を懐かしむ人達は、ほとんどお金持ちになる事は無く、多くの場合は不幸せと憂鬱で苦しんでいるのだとか。

一般庶民：お金に対して感情的な考えを持つ／お金持ち：お金に対して論理的な考えを持つ

普通の賢くて、知的な成功者は、富を手に入れると恐怖心に変わり、退職後にどう快適に過ごすかを考え始めるそうです。

しかし、お金持ちは立ち止まる事はなく、得た富でどのような機会と選択があるのかを論理的に考えるそうです。

一般庶民：嫌いな事をしてお金を稼ぐ／お金持ち：自分の情熱に従ってお金を稼ぐ

一般庶民は、お金持ちは働きすぎだと考えているが、彼らは、自分の好きな事をしてお金を得ているので、働きすぎという感覚がないのだとか。

しかし、一般庶民は、嫌々ながらお金のため、あるいは、教育を受けたからと言う理由で仕事をしているそうです。

一般庶民：失望するのを避けるために、低い期待を抱いている／お金持ち：失望するのを避けず、高い期待を抱いている

心理学者や精神衛生の専門家は、失望しないために低い期待を持つようにアドバイスするのだそうです。高い期待無しには夢は叶いません。

一般庶民：お金持ちになるために、何かをしなければならないと信じている／お金持ち：お金持ちになるために、大物でなくてはならないと信じている

一般庶民は、今やっている事とその結果で直ぐに将来を判断していまうが、大金持ちは、成功であれ、失敗であれ、直ぐには判断せず、そこから学び、成長していく大物でなくてはならない、と信じているそうです。

一般庶民：お金を稼ぐためには、自己資金が必要だと考える／お金持ち：他人のお金を使ってお金を稼ぐ

一般庶民は、お金をもっと稼ぐためには、資金を準備する必要があると考えるが、金持ちは、他人のポケットからお金を出してもらうことを恐れません。

彼らにとって一番大事なことは、支払い能力があるか、と言う事ではなく、投資する、あるいは、説得する価値があるものか、と言うのが一番大切なのです。

一般庶民：市場は、論理と戦略で動いている／お金持ち：市場は、感情と欲で動いている

お金持ちは、金融市場は恐怖心と欲深さで変動している事を知っています。そのために世の中のトレンドや、それを観察する事により、大きな富を獲ているのだとか。

一般庶民：自分の財力よりも上の生活をしている／お金持ち：自分の財力よりも下の生活をしている

お金持ちは、贅沢な生活が十分に出来るほどの富があるものの、将来に向けて投資する資産が必要なため、あえて贅沢な暮らしはしてないのだとか。

一般庶民：自分の子供に、どうやって生き延びるのかを教える／お金持ち：自分の子供に、どうやって金持ちになれるのかを教える

お金持ちの親は、子供達が幼年期の頃から、自分が持っていて他人が持っていないもの、また、自分は持っていないが他人が持っているものを教えるのだそうです。

エリート主義だとよく批判される考えですが、幼少の頃から富の概念を理解させる事は、将来富を獲ようと努力する原動力になるそうですよ。

一般庶民：お金が原因でストレスがたまる／お金持ち：お金が心の平安をもたらしてくれる

お金持ちは、お金が大抵の事を解決してくれる、という考えを恐れない。一般庶民は、お金は必要以上にあると、生涯彼らの人生を苦しめる悪の根源になる、と考える傾向があるようです。

一般庶民：教育よりも、娯楽／お金持ち：娯楽よりも、教育

お金持ちの多くは、正式な教育にあまり投資をしないものの、独自に特殊な知識を得るために学んでいます。お金持ちの家を訪ねて初めに目に付く事は、彼らが教養を身につけるために使用されたであろう数多くの本だと言う事です。

お金持ちが知識を蓄えているのとは逆に、一般庶民は、小説、タブロイド紙、エンターテイメント雑誌を読んで楽しんでいるのだとか。

一般庶民：お金持ちは嫌なやつだと思う／お金持ち：お金持ちはお金持ちと一緒にいたいと思う

お金に対する否定的な態度が、一般人とお金持ちが仲良くなれない理由なのだそうです。また、一般人がお金持ちを嫌なやつと思うのは、お金のない自分を慰めるための都合の良い言い訳だそうですよ。

一般庶民：貯蓄が重要／お金持ち：投資が重要

お金持ちは、リスクを冒してどれだけ富みを獲るかに焦点を置くが、一般人はいかにお金を貯めるかを重要視するのだとか。

また、一般人は割引券やクーポンを集めることに忙しくて、大きなチャンスに気が付かないとのこと。

一般庶民：慎重にお金を使う／お金持ち：必要な時は大胆にお金を使う

どのお金持ちも幾度かは投資に失敗しているが、失敗にめげる事なく、投資が必要な時は大胆にお金を惜しまずに使うのだそうです。

一般庶民：快適であるの事に安心感を感じる／お金持ち：快適である事に不安感を感じる

一般の人は、肉体的、精神的、そして感情的に快適である事が究極のゴールと考えている傾向があるが、お金持ちは、常に自分を危機にさらしている為、過酷な条件の中で快適さを探す事になれていて、快適さの中にいると逆に不安を感じるそうです。

一般庶民：お金と健康を決して関連付けない／お金持ち：お金で健康が買えると思っている

お金持ちには、高額のプライベートの健康保険で手厚く守られているので、何があろうと安心だと言うことだそうです。

一般庶民：家族かお金か、どちらかを選択する／お金持ち：家族とお金の両方を選択する

お金持ちは、富は家族を犠牲にして手に入るもの、と言う考えはないのだそうです。自分の欲しい物は全て手に入ると思っているのだとか。

【参考URL】http://www.businessinsider.com/how-rich-people-think-differently-from-the-poor-2012-8?op=1
https://uk.finance.yahoo.com/news/how-the-rich-think-differently-about-money-170902880.html

まとめ

一般庶民から大金持ちになるために必要な心理状態を紹介したこの記事。共感できる項目が幾つかありましたか？

巨額の富を手に入れたい方、スティーブさんの助言に従って、お金に関する考え方を変えてみてはいかがですか?　

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